
メカニカルロックアルミ特殊警棒26インチのH-202Bが本日完売しました。
次回の入荷予定は9月の下旬です。
現在予約注文を受け付けています。
H-202B予約ページはこちら
https://www.ksp-web.com/syouhin/h-202b.html
予約いただいたら、入荷次第に順次お届けいたします。
ご迷惑をおかけしますが、入荷まで暫くお待ちください。
護身用品専門店の店長が本音で綴る
メカニカルロックアルミ特殊警棒26インチのH-202Bが本日完売しました。
次回の入荷予定は9月の下旬です。
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高山では気圧が下がるけど、熊よけスプレーは問題ないの?という疑問があります。
問題ない、というのが答えですが、その理由について今回は解説してみます。
高山の環境で、質問主の心配は空気が薄い(気圧が低い)ですが、その他いろいろな状況や条件の仮定から結論に至るまで少し苦労しました(^_^;)
以降は問題ないとの結論に至った理由を解説しました。興味のある方は読んでみてください。
気圧は標高が高くなるほど下がっていきます。
気圧の単位は、天気予報などに使われているのがHPa(ヘクトパスカル)です。
H(ヘクト)は10の2乗を表し、1HPaは100パスカルです。
標準大気圧を考えてみます。
標準大気圧は海抜0mの標準的な大気圧のことで、1気圧とも言い、地球上の気圧の基準となります。
次に、標高が高い場所の気圧を計算します。
今回は熊よけスプレーなので、クマの活動限界高度を仮定します。
調べてみると、森林限界高度というものがあり、これが3,000mでした。
標高3,000m以上では森林は形成されないというものです。
クマは森林がないと生息できないので、この森林限界高度をクマの活動限界高度と考えて良さそうです。
それでは標高3,000mにおける大気圧を調べてみます。
こちらのサイトで調べました。
生活や実務に役立つ計算サイトkeisan 標高から気圧を計算
どうやら計算するためには気温も仮定しなければならないようです。
圧力ガスは周囲温度が高いほうが内部圧力も高まり、高圧に関しては条件が悪化します。
これらの理由から、海抜0mの地点で真夏の35℃と仮定します。
気温は標高が100m上がるごとに約1℃低下します。
3,000m上昇すると、海抜0mに比べ気温が約30℃低下しますので、標高3,000mでの気温は5℃と仮定します。
標高3,000m、気温5℃という条件から、先ほどの計算サイトで気圧を求めると、709.61HPaとなりました。
海抜0mの地点での標準大気圧は1013.25HPaでした。
従って、標高3,000mの熊よけスプレーの周囲大気圧は海抜0mと比べ303.64HPa低いということになります。
ボンベの破裂や液漏れを心配するとき問題になるのは、ボンベ内圧力とボンベの外の気圧との相対圧力です。
熊よけスプレーのゲージ内圧力は仕様通りを維持されたとするならば、標高3,000mの環境下におかれた熊よけスプレーは周囲気圧が303.64HPa低下したことになります。これを標準大気圧の基で置きかえた場合には内部圧力が303.64HPa増したのと同様の意味になります。
熊よけスプレーの仕様にはゲージ内圧力の表示があります。その単位はMPa(メガパスカル)です。
MPaはPaの10の6乗です。
HPaはPaの10の2乗だったので、MPaとHPaの関係は次の通りです。
標高3,000mにおけるボンベ内外の圧力差は、海抜0mと比べ303.64HPa増加しました。
これをMPaで表すと約0.03MPaとなります。
以上から、標高3,000mの地点では外気圧の低下によってボンベ内外の圧力差が0.03Mpa増加することがわかりました。
標高3,000mの地点では海抜0mの地点と比べ、気温が約30℃下がりました。
これは、熊よけスプレー本体そのものの温度も下がることを意味します。
ボンベ内の温度が下がることによる圧力の変化を追ってみます。
まず前提として、ボンベ内圧力を仮定します。
噴射剤は窒素なので、液体窒素の圧力を調べてみると35℃において14.7MPaでした。
(参考)http://www.klchem.co.jp/blog/2013/06/post_2050.php
熊よけスプレーの仕様では、ケージ内圧力は0.78〜0.80MPaです。
このことから、熊よけスプレーの缶内の窒素は、液体ではなく気体の窒素を規定の圧力で封入していると考えられます。
気体の圧力と温度との相関関係は、ボイル=シャルルの法則によって計算できます。
(参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/ボイル=シャルルの法則
ボイル=シャルルの法則は、気体の圧力Pは体積Vに反比例し絶対温度Tに比例するという関係性を表したものです。
ボイル=シャルルの法則
- P=k(T/V)
Pは圧力
Vは体積
Tは絶対温度
kは定数(エネルギーを絶対温度で割った単位)
今回は、温度の変化における圧力の変化だけに注目しますので、圧力Pと温度Tのみに注目します。
なお温度のTは絶対温度(ケルビン)です。
これまで考えてきた温度の℃は摂氏(セルシウス)温度です。
摂氏温度(℃)と絶対温度(K)との関係は次の通りです。
ボイル=シャルルの法則P=k(T/V)では、圧力Pと絶対温度Tは比例関係にあります。
35℃から5℃に冷やされた時のボンベ内圧力の変化は、ボイル=シャルルの法則の右辺であるTの値が変化したことになります。
このことから、右辺のTの値は30/308=約9.7%減ったことになります。つまり、左辺の圧力Pも9.7%減ります。
仮に、熊よけスプレーのボンベ内圧力が仕様通りの最大値である0.8MPaであった場合、30℃の温度低下によって内部圧力は0.7224MPaに低下します。
以上から、標高3,000mの地点では温度低下によってボンベ内圧力が0.0776MPa低下することがわかりました。
3,000mの標高差における気圧変化と気温変化によるボンベ圧力の変化がわかりました。
標高3,000mの地点では、気圧変化と温度変化の両方が起こります。両者の結果を合計した値が、標高3,000m地点における熊よけスプレーのボンベ圧力です。
標高3,000m地点での熊よけスプレーのボンベ内圧力は0.7524MPaとなり、平地よりもボンベ内圧力が低下することがわかりました。
以上から、熊よけスプレーを標高の高い山に持って行く場合には、気圧変化と温度変化の影響から、平地よりもボンベ内圧力は低下する傾向にあるため破裂の心配はありません。
むしろ若干ではありますが噴射圧の低下が起こりますので、そちらも考慮しておいたほうが良さそうです。
スタンガンをパソコンの近くでスパークさせたらパソコンは壊れる?暴走する?エラーが起きる?
そういった問いがありました。
これはその、「近く」の度合いにはよると思います。
どのくらいの距離でどうなのか、その辺は答えらしい答えはありません。
ただひとつ言えるのは、私自身が普段、スタンガンのスパークをテストする場所はパソコンの目の前です(笑)
丁度写真のような位置で遠慮なくバチバチやってます。
パソコンとの距離は測るとおよそ30cm。
これくらいの距離なら、何度バチバチスパークさせてもパソコンには全く影響ありません。
写真奥のパソコンは、iMacというモニターと本体が一体になっているパソコンです。
なので、この距離はスタンガンとパソコン本体との距離とも言えます。
ちなみに、写真撮りながらふと思い立って、パソコンから10cmくらいの距離でバチバチやってみました。(あるいみ冒険)
でも、パソコンには全然影響ありませんでした。
まあだからといって、1cmだったり、数ミリだったり、接触させたりといったスパークでは、パソコンにも影響がないとも言い切れませんので、あまり極端な近くでのスパークはお勧めしません。
そもそも、そんな近くでスパークする理由もありませんよね。
あと、忘れてならないのが、もはや携帯用パソコンと言っても過言ではないスマートフォンです。
スマートフォンもあまりにも近くでスパークすると影響が出る可能性はあります。
今回の質問について明確な答えはありませんが、経験値としては、スタンガンとパソコン(またはスマートフォン)との距離は最低10cm以上は離せば安心と考えてください。
熊対策の情報を調べると、専門家から素人、宣伝目的まで様々な情報がヒットします。
こういった情報洪水の中で、よくまとめられたページを見つけたのでシェアします。
今回紹介するページはこちら
「森と水の郷あきた」という、あきた森づくり活動サポートセンターが公開しているページです。
このページでは、主にツキノワグマの生態、活動、熊対策の歴史、被害の実例、熊の対処法などが詳細に解説されています。
残念ながらPC専用ページのようで、スマホでの閲覧が厳しいのがとても残念。
長大な内容のページなので読むのに時間かかります。
でも、熊被害についてかなり勉強になると思います。
このページで紹介されているクマの人身被害防止対策がこちら
クマの人身被害防止対策
- 一人ではなく複数で行動すること。
- 音で自分の存在をアピール・・・「クマ避け鈴」や「ラジオ」、「笛」、「爆竹」。
- 残飯や生ゴミは絶対に捨てないこと。餌付いたクマは、人間に寄ってくるので危険。
- 臭いでアピール・・・腰に下げる「蚊取線香」も有効。夏は、虫よけとクマ避けの一挙両得のアイテム。
- 危険なクマの出没警報が出されている周辺には、絶対に立ち入らないこと。
- 「熊撃退スプレー」を携帯すること。なぜなら1~5までは、クマとの遭遇を回避する対策だが、近年、そうした対策をとっていても、危険な親子グマや残飯などに餌付いたクマ、人を恐れなくなった新世代のクマと遭遇し、人身事故を起こすケースが増えているからである。
出典:ツキノワグマの生態と人身被害防止
4項の蚊取り線香は知りませんでした。イヌより何倍も嗅覚が効くクマなので、匂いの活用は大切なんですね。
2項の熊への存在アピールは。。。6項でも書いてある通り人を恐れなくなったクマには逆効果どころか、ここにいるから襲ってくださいと言っているようなもの。推奨できません。
そしてやはり、6項の通り確実に自力で撃退する熊よけスプレーは必須です。用心に用心を重ね、それでも襲われた時に身を守る最後の手段として、クマ出没エリアでは熊よけスプレーを必ず携行してください。
ツキノワグマは絶滅危惧種と言いながらも、その被害数は年々増加しています。
備えあれば憂いなし。万一に備えて必ず熊よけスプレーを肌身離さず持ち歩きましょう。
当店が最も推奨し、最も人気のある最強スタンガンS-315の箱のカラーがブラックに変わりました。
これまでのグリーンよりもさらに精悍なイメージになりましたね。
今日現在から、今後のご注文についてはこの箱カラーのS-315となります。
携帯できるサイズで携帯ケースも付属、しかも最強スタンガンとしてS-315はお勧めです。
催涙スプレーで最も人気のあるF-605について、片手だけでも使用可能でしょうか?という質問をいただきました。
結論から言いますと、F-605は片手だけで使用可能です。
片手で噴射できるといえば、どんな催涙スプレーでもそうだろうと思われるかもしれません。
今回の「片手だけで使用できる」の意味は、取り出し→安全装置の解除→構え→噴射という催涙スプレー使用時の全てのルーティンが片手だけで可能だという意味であることに注意してください。
F-605は、この全ての操作を片手だけでこなすことができます。これはF-605をはじめとしたフリップトップ構造の催涙スプレーの大きな特徴です。(F-605〜F-608)
それでは、片手だけで噴射まで問題なく操作できることを画像を交えながら説明します。
F-605は手の平サイズのコンパクトな催涙スプレーです。
ボタンの上には誤操作防止パネルがあり、ボタンを意図しない異物などの接触からガードしています。
それでは、片手だけを使用したF-605の取り出しから噴射までを、順を追って見てみましょう。
まずはF-605を取り出します。
次にF-605を握ります。慣れればバッグやカバンからF-605を取り出す時点で、次のように握ってから取り出すことも可能です。
握ったら、親指をF-605の誤噴射防止パネルの下に差し入れます。
誤噴射防止パネルは軽い力で持ち上がりますので、親指を軽く差し入れるだけです。
これで噴射順次は完了。
親指でボタンを押し下げれば、F-605はいつでも噴射します。
このように、F-605は片手だけで取り出しから噴射までの一連の操作が可能です。
この片手だけで操作ができるという意味はとても重要で、取り出しや安全装置の解除などに両手が必要な催涙スプレーと比べると、万が一の時の素早さが圧倒的に違ってきます。また、片手はどうしても手が離せない、例えば片手は子供の手を握っているなどにおいては、もはや両手が必要か、片手だけで済むのかは決定的な差を生みます。
催涙スプレーを選ぶときは、このように操作時の負担の少なさなども考慮して選ぶことが重要です。
2019/02/07追記 B-603のケースの蓋が従来よりも固く閉まっているようになったため、基本的に取り外しは出来ません。B-603は中のスプレー缶をケースから出そうとせず、ケースに入れたままご使用ください。
小型催涙スプレーB-603はプラスチックのケースに入っているハードケース付催涙スプレーです。
この催涙スプレーはケースに入れたままの運用・使用が前提となっています。ほとんどの方がケースから本体を出す必要性を感じないと思います。
しかし、実際にケースから本体を取り出すことも可能で、本体のみの運用もできます。普段はケースに入れたまま運用しているけど、極限まで小さい状態で持ち歩きたい時に本体をケースから出すといった場合も考えられます。
こういった場合に、B-603をケースから出す時には注意点があります。
それを守らないとB-603の破損に繋がります。
今回は、実際に破損させたお客様の実例を紹介しながら、B-603を安全にケースから取り出す方法を説明します。
まずは、実際に破損させた客様の実例です。
画像を送っていただいたので紹介します。提供ありがとうございました。
B-603はケースを外す時に注意しなければならないポイントがあります。これを守らないと画像のように催涙スプレーを破損させてしまう恐れがあります。
それでは早速、ケースの外し方を説明しましょう。
B-603を破損させずにケースを外すためには、外す前の準備が必要です。
以下の画像の通り、B-603は未使用時は誤噴射防止のためボタン後方のリップ部分を横に回転させています。
この状態がボタンが固定された安全位置、つまり噴射できない状態です。
ケースはケース本体とケース底部の蓋で構成されています。ケースに入っているB-603本体を取り出すためには、本体から底蓋を引き抜かなければなりません。
上の画像のように、噴射ボタン後方のリップを安全位置にしたまま、ケース本体からケース底蓋を引き抜くとどうなるでしょう。
かなり力は必要ですが、強く引っ張れば底蓋は抜くことができます。
そのとき、B-603本体は底蓋に強くホールドされた状態で底蓋と一緒に本体から抜けます。そして同時に、ボタンのリップ部分が折れて外れてしまいます。
これは、リップ部分を安全位置にしたまま引き抜くと、ケース本体の首の部分にリップ部分が引っかかるためです。
これがB-603を本体から出すときに失敗例です。
なお、リップ部分がなくても催涙スプレーは使用できますが、誤噴射防止の安全機能が失われます。
それでは正しいB-603のケースの外し方を説明します。
まず、B-603は通常では誤噴射防止のためリップ部分は以下の画像の位置に回転させた状態になっています。
このままの状態でケース蓋を外すとリップが折れますので、リップが折れないようにリップの位置を真っ直ぐにします。
こうすることで、飛び出しているリップが本体のリップ用凹部分を通ることになります。
それから、本体を強く握り、底部のリングを強く引っ張ります。(女性や力の弱い方には無理かもしれません。それくらい蓋の引き抜きには力がいります。)
そうすると、リップが折れることなくB-603が本体から引き抜けます。
あとは、底蓋からB-603を抜き取ればB-603の本体だけを外すことができます。
これがB-603をケースから取り出す正しい方法です。
なぜB-603のリップを真っ直ぐにしたら折れないのか、それは本体ケースにリップが通るガイドのヘコミがあるからです。
実際の作業では、底蓋を強い力で引っ張るため引き抜き自体は一瞬ですが、あえて段階的に説明します。
まず引き抜く前にリップを真っ直ぐの位置にします。
底蓋を強く引き、ケース本体から抜けると、底蓋に固定されたB-603も底蓋と一緒に抜けていきます。
その時に、真っ直ぐにしたリップが本体のガイドを通っていきます。
そして、破損することなく本体がケースから外れます。
このように、リップを折らないための正しい方法をとれば、B-603は簡単にケースから外すことができます。
B-603はハードケースに入ったままの使用が基本となります。
普通の方であれば、B-603本体をケースから取り出す必要性はまず無いでしょう。
しかし、実際に取り出す際には紹介したお客様のようにB-603を破損させる恐れがありますので、今回の説明の通り正しい方法で外すように注意してください。
お盆休みも終わり、通常営業を再開しました。
休業中のご注文につきましては、全て本日出荷いたします。
お待たせして申し訳ありませんが、商品到着まで今暫くお待ちください。
今年のお盆は台風が次々とやってきて、あまり天気に恵まれませんでしたね。
私は休業の3日間、ほぼ自宅でのんびり過ごしていました。
外出したのは1度だけ、回転寿司に行って40分待ち、お寿司をお腹いっぱい食べました。
お腹がパンパンでもう入らないというところまで食べて13皿。。。小食になったなあ。
それにしても回転寿司屋さん、いつ来ても待ち人数が凄い。
みんなお寿司大好きなんだなーと実感しました。
お盆も終わりましたが、予報では8月後半も酷暑が続くそう。
皆さんも体調管理には十分に気を付けましょうね!
誠に勝手ながら8月14日(火)〜8月16日(木)は夏期休業とさせていただきます。
休業中のご注文につきましては、休み明けの8月17日に発送対応をいたします。
お急ぎの所申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
それではみなさん、よいお盆を〜!
当店は催涙スプレーの無料廃棄代行サービスを実施しています。
無料での廃棄にはなにかと負担もありますが、これも社会貢献のボランティアと思い、継続しているサービスです。
毎月様々な廃棄催涙スプレーが送られてきますが、中にはめったにお目にかかれない催涙スプレーもあります。
こういったレアな催涙スプレーを見るのは、廃棄作業の中での密かな楽しみでもあったりして。
そんな中でもひときわ目を引いたのが、今回の催涙スプレーです。
なんと34年間製品で、まさに骨董品レベル。
なんだかノスタルジックな雰囲気に、時代の流れを感じるような感じないような。
あまりにもレア感がすごかったので紹介してみます(笑)
まずは・・・噴射方向がわからない。というか、催涙スプレーなのかどうかすら、外観からはわからない。普通通りに持つと正面を向くこの部分。ここが噴射口?いいえ、違いました。実はこれは警報ブザーのようです。
噴射口は本体の先で上に向いていました。なるほど、内部のスプレーボンベから、直に噴射するイメージのようです。
左の大きな太鼓のような部分が、噴射口じゃなくてブザー。上の穴が噴射口。そして手前の曲がったレバーがどうやら噴射レバーのよう。レバーの下には小さなスイッチ。これが恐らくブザーのスイッチですね。
ということは、このアングルがこの催涙スプレーの正面ということに。ああ、ブザーが鍋に見えてしょうがない。
となると、構え方はこんな感じのはず。人差し指で噴射レバーを操作ですね。それにしても、ブザーが鍋に見えてしょうがない。
底の部分はこの通り錆びが。多分中の電池が液漏れしたと思われます。なんといっても過ぎ去った年月が34年ですからね。液漏れしたって責める人はいませんよね。ただ、この本体に縦にボンベ缶と電池が重なって入ってるとしたら、ボンベ容量の小ささは覚悟しないといけません。
重さも量ってみました。ずっしりの145g。この何倍も容量のあるF-605が82gなのを考えると、昔の催涙スプレーは随分重かったんだなと。本体も分厚い金属ボディだし。普通なら射出成形のほうが安くて軽かったのでは?とか思ったり。
箱の中に製造年月日のハンコがあり、1984年となっています。みなさんは1984年には何をしていましたか?
なんだかんだでつっこみどころ満載の34年前の催涙スプレーでしたが、箱といい、本体といい、ノスタルジック感はたっぷり。当時としてはすごく頑張ってるようで嫌いにはなれないです。
この催涙スプレーを買った人も、やはり身の危険を感じてたのだろうなと想像しながら。
それから34年経った現在、護身用品も進化していますが、ユーザーの安全を守るという目的は34年前と変わっていません。長い歴史があって今があり、これから先も、護身用品は常に防犯の最前線で活躍していくことでしょう。