不審者を減らす取り組みに効果的な方法とは?今すぐ始められる対策とは?

2023年9月27日

犯罪のない安心して暮らせる街を目指して自治体や地域で様々な取り組みが進められています。

不審者を減らす取り組みには一体どのような防犯対策が取り入れられているのか気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、不審者を減らす取り組みや、自治体が行っている不審者対策についてご紹介します。

今からできる防犯対策も併せてご紹介するので、お住まいの地域の安心安全な街づくりに積極的に参加していきましょう。

不審者を減らす取り組みにはあいさつが効果的!

あいさつには、ご近所や地域の方との相互認知やコミュニケーションの機会をつくれるなどのつながりを深める効果があります。

周囲の家の方とあいさつを通してつながることで自然と地域コミュニティが形成され、地域外の人に対して敏感に意識するようになるのです。

地域全体であいさつを日常化することで、不審者が空き巣や泥棒などの犯罪を実行にくくでき、未然に被害を防げます。

不審者は犯罪を行う前に下見をすることが多いです。

警視庁によると、下見の際に犯行を断念する理由は、近所の人に声をかけられたりジロジロ見られたりすることだそうです。

あいさつの取り組みを実践する上で大切なことは「ためらわず」「恥ずかしがらず」です。

普段通りのあいさつに加えて、相手の顔を見てできるだけ大きな声で話しかけることを意識してみてください。

普段通りにあいさつするとはいえ、普段からあいさつをすることに慣れていない方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方はお友達や知り合いの方と一緒に始めてみるのがおすすめです。

ただし、お子さんのみであいさつの取り組みを実践する際には注意が必要です。

特に小学生はまだ抵抗する力が弱く、不審者を見分ける能力が十分に身についていないこともあります。

不審者にとって好都合な状態は逆に犯罪のターゲットにされやすいので、お子さんにどのようなリスクがあるかをしっかりと伝える必要があります。

自治体が行っている不審者対策とは?

自治体が置かれている環境によっても異なりますが、多くの自治体が行っている不審者対策の1つに防犯パトロールがあります。

パトロール車を使って定期的に地域の巡回を行ったり、子どもたちの登下校の時間帯に合わせて通学路を巡回したりしています。

中には空き巣やひったくりに対する注意喚起のアナウンスや、地域で多数発生している犯罪への注意を呼びかけながら巡回する地域もあります。

パトロール車が走り回ることで、不審者を地域に近づけにくくし、犯罪を未然に防げるのです。

また、地域のシニアや主婦の方などが中心となり、自転車で防犯パトロールをしたり声かけ運動をしたりする地域もあります。

地域の方同士で協力して防犯対策を行うことで、地域の方との関係性が良くなり、コミュニケーションをより良くするための声かけだけでなく、知らない顔や不審を見かけた時にすぐ警戒できるといったメリットがあります。

最近では子どもたちの登下校中の見守り活動を推進している自治体もたくさんあります。

玄関周りの掃除や庭の水やり、犬の散歩やランニングなどの活動を子どもたちの登下校の時間に行うことで、不審者が子どもたちに寄りつかないように、普段の日

生活を通じて無理のない範囲で効果的な不審者対策ができる取り組みを実施している地域も多数あります。

今すぐ始められる防犯対策について

具体的な防犯対策の前に効果的な防犯の考えについて2つご説明します。

割れ窓理論

建物の窓ガラスを割れた状態のままにしておいたり、路上駐車や落書きを放置したりすると、その場所は管理されてない場所、つまり誰にも見られていない場所とみなされ治安が悪くなる悪循環が生まれます。

この考えを割れ窓理論と呼びます。

犯罪をさせないためにも公園や道路の清掃活動や放置されている自転車の整理など、地域の環境をきれいに維持することが大切です。

そのような活動が地域全体でこの地域を見ているというメッセージになり、防犯に大きな効果を果たします。

周囲への目配りや声かけ

不審者は声をかけられたり、人に見られたりすることで犯行を諦める傾向にあります。

お出かけする際に目配りや「こんにちは」「何か迷われていますか」などのあいさつをすると防犯に効果的です。

買い物や植木の水やりなどをしながら子どもを見守る

特に子どもを狙った犯罪の多くは登下校の時間帯に発生しています。

買い物や植木の水やりなどの日常の活動の一部を意識的に登下校の時間に合わせて行うことで、子どもたちの安全を見守ることにつながります。

鍵をかける

泥棒被害のほとんどの原因は鍵のかけ忘れです。

常に外出時には住宅のドアだけでなく窓や自転車も忘れずに鍵をかける習慣を身につけ、侵入を諦めさせることが大切です。

まとめ

不審者を減らすためには地域同士の力が必要不可欠です。

日常的にご近所の方とあいさつを交わしたり、パトロールをしたりして人とのつながりを作ることで、不審者が居づらい空間をつくれます。

地域の人と協力して地域の安全を守りましょう。