不審者の判断基準とは?子どもを不審者から守るための防犯対策もご紹介!

2023年9月8日

不審者の判断基準には、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

あからさまに不審な格好をしていれば判断しやすいですが、不審者の多くは普通の格好をしているというのが事実のため、お子様をお持ちのご両親にとっては不安に感じる部分もありますよね。

そこで本記事で判断基準を理解し、お子様を危険から守る術を理解しましょう。

不審者の判断基準とは?

実際の不審者の特徴としてよく挙げられるのが、黒色のジャンパーや黒色のズボン、めがね、マスク着用など一般の方が着ていてもおかしくない格好です。

見た目だけで不審者を判断することは難しいことがわかりますね。

以下では、どのように不審者と判断すれば良いのかについてご説明します。

不審者の判断基準

先程もお伝えしたように不審者を見た目から判断するのは非常に難しいです。

しかし、行動や雰囲気に違和感が表れることも少なくありません。

また、不審者が犯行を実行する際はすれ違いざまにいきなり襲うのではなく、ある程度物色して狙い定めていることが多いです。

以下のような様子を見たり感じたりした場合には特に警戒が必要です。

  1. 行ったり来たりを繰り返したり、うろうろしたりしている
  2. 同じ場所にずっと居座っている
  3. 周りをキョロキョロしている
  4. じっとこちらを見ている
  5. 徐々に近づいてくる

住宅街や公園などでこのような行動をする人物を見かけたら、その場からすぐ離れるようにお子様に教えましょう。

不審者は子どもにどのような方法で近づいてくるのか

不審者はむやみやたらに犯行には移しません。

一体どのような方法でお子様に近づくのか以下を参考にお子様と一緒に対策をしましょう。

目的地の場所や行き方を尋ねてくる

困っている人を助けたいと考える親切なお子様は多いですが、不審者はその優しさにつけ込んできます。

「〜駅にはどうやって行くの」「郵便局はどこ」など道案内を頼むふりをして車に乗せようとするため要注意です。

一人でいる時はもちろん、友人と一緒だから大丈夫と助けようとするのではなく、周囲に助けを求めたり分からないふりをしたりしてその場から逃げるように教えましょう。

お母さんやお父さんの話題を出してくる

お母さんやお父さんが事故に遭ったと嘘をつきお子様を驚かせて動揺した隙に連れ去ろうとしたり、お母さんや

父さんの友人と名乗り警戒心を解いて連れ去ろうとしたりするケースもあります。

そのような場合に備えて、万が一本当にそのようなことがあった時は誰に頼むのかを決めて事前にお子様に伝えておきましょう。

理由をつけて身体を触ろうとしてくる

「ゴミがついているよ」「ケガしてるね」など何かと理由をつけてお子様に近づき、不意に身体を触ろうとすることもあります。

知らない人が近づいてきたり急に身体に触れようとしたりしたら振り返ることなく走って逃げることが大事です。

お子様はまだ自分で危ないかどうかの判断ができない部分もありますので、身の安全が最優先であることを強調して伝える必要があります。

個人情報を聞き出そうとする

名前や家、通っている学校などの個人情報を言葉巧みに聞き出そうとする手口もあります。

個人情報はどのように悪用されるか分かりません。

急に聞かれてうっかり答えてしまわないようにお子様と一緒に練習してみるのも一つの方法です。

子どもの防犯対策のポイント!

第一に、お子様の安全を守るためにはお子様自身が不審者を見極められるように大人がしっかりと教えることが大切です。

お子様が事件に巻き込まれる要因は不審者に声を掛けられた時に警戒せずに安易についていってしまうことが多い傾向にあります。

ご両親は大切なお子様が危険な目に遭わないように約束ごとを決めておきましょう。

そこでおすすめなのが「いかのおすし」という標語です。

  • 「いか」ない:知らない人についていかない、危ない場所に行かない
  • 「の」らない:知らない人の誘いにのらない、車に乗らない
  • 「お」おごえをだす:危ない時や怖いと感じたら大声で叫ぶ
  • 「す」ぐにげる:人がいる場所に逃げる、安全場所に逃げる
  • 「し」らせる:近くの大人や警察、家族に知らせる、不審者の特徴を知らせる

もし不審者に遭遇してしまったら、大きな声で周囲に助けを求め走って逃げるようにお子様に何度も言い聞かせましょう。

間違ってもついていったり立ち向かったりしてはいけないことも伝えてくださいね。

お子様が不審者に遭遇した時、咄嗟に正しい判断をするのは難しいものです。

そのような万が一の場合に備えるには、常日頃から実際に不審者に遭遇したシーンを想定しながら、お子様がよく行く場所を一緒に歩いて危険な場所や何かあった時に逃げ込む場所を確認しておくことも非常に大切です。

まとめ

本記事ではお子様を不審者から守るために必要な防犯対策についてお伝えしました。

不審者は格好や言動を巧妙に工夫してお子様に接近してきます。

大事なお子様が危険な目に遭わないためにも、ご両親はお子様と一緒に防犯対策を一つ一つ丁寧に教えていきましょう。

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Posted by ksp_weblog