もしかしたら不審者?通報する基準や対応方法を紹介します!

2023年8月1日

不審者は判断するのは難しいと言われており、不審者として通報してもいいのか迷うこともあるのではないでしょうか。

中には、通報したいけれど間違っていたら迷惑をかけることになるので通報を躊躇される方もいらっしゃるでしょう。

そんな時、多少の基準が理解できていると安心ですよね。

そこで今回は不審者として通報する基準と不審者の対応方法、110番のかけ方についてご紹介します。

不審者として通報する基準とは?

「あの人は不審者かもしれない」と思っても、他の人にとっては不審者には見えないことがあります。

不審者の基準は人それぞれ異なり、判断しにくいことです。

例えば、男性がサングラスを掛けて公園のベンチに座っていると仮定しましょう。

ただ休んでいる人と捉える人もいれば、不審者が誰かを狙っていると捉える人もいます。

基本的に特に何も被害が発生していない状況で、その人物を不審者かどうか決めるのは個人の主観によるものになります。

ただ座っているだけの人かもしれませんし、本当に犯罪を犯す不審者の場合もあります。

しかし、ただ座っている人だと思っていたら本当は犯罪者で被害に遭ってしまうというケースが最も恐ろしいことです。

身の安全が第一ですので、直感的に不審者と感じた場合は念のために110番通報しましょう。

不審者の対応方法

不審者かどうか判断はつかないけれど、不審だと思われる人物を見つけた場合、直接声を掛けることは避け、警戒しながら様子を見ましょう。

可能であれば、その人物の特徴を書き留めておけるとなお良いです。

後に何か被害に遭った時の有力情報になります。

また、子どもがまさに不審者に追われている、被害に遭いそうなど、子どもの命に危害が及ぼうとしている現場に遭遇した場合は、まず子どもを安全な場所

避難させ、その後110番通報をしましょう。

行動を起こして、緊急を要する場合には110番通報をして、不審者の情報を伝えましょう。

また、不審者がその場におらず子どもが泣いていたりしゃがみ込んでいたりする場合は、まずは子どもを落ち着かせて不審者の犯行と分かり次第、110番に通報しましょう。

110番のかけ方

日本に住んでいる人であれば警察に通報する際は110番にかけるということは当たり前のように知っていることでしょう。

数ある通報の中でも110番は「緊急を要するもの」に特化しています。

例えば、不審者・強盗・ひったくりなどの犯罪被害に遭った・目撃した、振り込め詐欺やストーカーの被害を受けている・被害に遭いそうな人がいる、交通事故を起してしまった・居合わせたなど、今すぐ警察に出動してもらいたい時のための番号なのです。

事件や事故で緊急を要する状況であれば、咄嗟の出来事で通報者も気が動転しがちです。

110番をかける時は、まずは落ち着いて慌てずにハキハキした声で「何が・いつ・どこで・誰が・どうなっているのか」について伝えましょう。

最低限伝えるべき内容を把握しておけば、少しでも早く警察の到着を叶えられます。

最低限伝えるべき内容の詳しい解説は以下の通りです。

何があったのか

110番につながると、まず始めに「事件ですか、事故ですか」と聞かれるのが一般的です。

「ひったくりに遭いました」、「交通事故が起きました」「強盗に遭いケガをしました」など、短い言葉で分かりやすく状況を伝えましょう。

いつ発生したのか(時間)

事件や事故が起きた時間に時計を確認していればベストですが、慌てている状況であれば時間を確認する暇もないでしょう。

「今起きたばかりです」、「~分くらい前です」などのように大体の時間の情報だけでも伝えられれば大丈夫です。

どこで発生したのか(場所)

必ずしも自分の知っている土地で事件や事故が発生するとは限りません。

土地勘が全くない場所で発生した場合は、近くの自動販売機を探しましょう。

自販機には「ここの住所は~」と書かれたステッカーが貼られているため、それを参考に今の場所を伝えてください。

また、自販機の他にも信号機や電柱などの管理番号を伝えるのも効果的です。

なお、場所を伝えるだけでなく、周辺の目印になる建物(ビル・コンビニ・銀行)や、建物内の場合であれば何階にいるのかも伝えられると良いでしょう。

誰がどうなっているのか(状況)

「自分の貴重品を奪われた」、「けが人は~人出ていて、意識がない人もいる」といった事件や事故の状況や、目撃の内容を詳細に伝えましょう。

犯人や怪しい人物が現場を立ち去っている場合は、性別・年齢・服装・人数・逃走方向なども伝えられるとベストです。

これらの情報に加えて、通報者自身の名前や事件・事故との関係などの情報も忘れずに伝えてくださいね。

まとめ

不審者の基準は、実際に犯行を行わない限り断定することは難しいです。

しかし、犯行に及んでいた場合はもちろんのこと、何かしら違和感を感じたり、不審な行動があったりする場合にも通報することをおすすめします。

また、実際110番をかける機会に遭遇しないことが一番良いですが、通報者になる可能性は十分にあり得ます。

今回ご紹介した110番のかけ方の流れや内容を参考に今後の生活に役立ててくださいね。