催涙スプレーの所持には違法性が伴うの?専門家が解説します

2021年8月1日

「催涙スプレーの種類を知りたい」「催涙スプレーの違法性について知りたい」「外出時に自分の身を守りたい」

このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。

そこで今回は、催涙スプレーについてと違法性、安全な使用方法について紹介します。

催涙スプレーとは

催涙スプレーは、外出時の護身用の道具として使われます。

インターネット販売や店頭で、自由に購入できます。

催涙スプレーにはいくつかの種類があります。

水滴状のスプレーやジェルのタイプ、広範囲に広がるものや飛距離が長いものがあります。

催涙剤の成分としては、自然成分のものと化学成分のものに分けられます。

自分や他人の健康被害に与える影響力も異なるので、用途に応じて使用することが大切です。

また、それぞれに特徴があるので、理解したうえで自分に合ったものを選ぶことが大切です。

護身用として、携帯することは違法ではありません。

外出時だけでなく、家にいるときも安心して暮らしたいご家庭には特におすすめします。

また、人間だけでなくクマなどの野生動物に対して使えます。

自分の畑や田んぼを荒らされたり、山奥に住んでいたりする方にはぜひおすすめします。

しかし、暴力や犯罪目的で使用した場合は、違法になります。

外出時に、職務質問され、荷物検査を受けることはほとんどありません。

荷物検査を受けた場合や正当な理由で携帯していた場合は、携帯していた理由や犯罪目的で携帯していない理由を正確に述べる必要があります。

携帯する最善の方法は、職務質問を受けないようにすることです。

また、携帯する際は、催涙スプレーを他人に見せびらかしたり、目立つように持ったりしないようにしましょう。

あくまで護身用として、万が一のときに備えて携帯しておくだけにとどめてください。

正しい知識や使い方、正当な理由を知ることが最も大切です。

催涙スプレーの違法性とは

催涙スプレーを携帯することは合法で、規制する法律もありません。

しかし、屋外に持ち出すことは軽犯罪法が適用されることがあります。

軽犯罪法は、「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していたとき」に罪に問われます。

また、正当防衛が認められなかった場合は、傷害罪に問われることもあります。

正当防衛は、警察官を呼ぶ時間もないほど危機が迫っている際に、自分や他人の生命や身体を守ることです。

違法性にかかわることに少しでも不安を感じている方には、購入すること自体おすすめしません。

しかし、警察官に正当な理由や質問内容から悪意を持って携帯していないと認められた場合は、注意を受けることにとどまります。

自宅周辺で変質者が現れたり、大金を運んでいたりする場合は正当な理由として認められます。

他にもいくつかの法律が定められているので、確認することが大切です。

また、男性が催涙スプレーを所持している際は、警察官の判断が特に厳しくなります。

男性の場合は、所有していると必ず没収されるという大きな覚悟が必要です。

そのため、男性と女性で認められる基準が異なることに注意しましょう。

また、教育している場所や公共機関、自宅などで携帯していた場合は軽犯罪法が適応されません。

使ってよい場所や日時など正しい知識を持って使用・携帯することが大切です。

催涙スプレーを安全に使用するためには

最も有効的な方法は、事前に最寄りの警察署に行って、持ち歩く理由を正確に伝えることです。

また、警察官に相談することも有効的です。

屋外に持ち歩くことは、法に触れることがあります。

しかし、万が一家の中に変質者が侵入してきた際に備えておくことに関しては問題ありません。

そのため、自宅に備えておくことは有効的と言えるでしょう。

店で販売されている催涙スプレーは、唐辛子由来の自然成分で作られているため、人体に影響を与えないことが大きな特徴です。

そのため、相手や自分に健康被害を加えないでしょう。

しかし、痛みが10分から10時間程度続くことがあります。

痛みが続く時間は、個人によって異なります。

痛みが続いて不安な方は、病院に行って医師の診断を受けることが必要です。

インターネット販売で売られている催涙スプレーの中には、戦争の毒ガスで利用された化学成分で作られたものがあります。

そのため、自分の使う用途や健康被害を考えて購入する必要があります。

以上が催涙スプレーを所持する際に知っておきたい情報です。

これらを踏まえると、所持する場合は自然成分のスプレーがおすすめですね。

まとめ

「自分や家族の身を守りたい」「安心して生活したい」「万が一の時に備えておきたい」「携帯する際の違法性について知っておきたい」

このようにお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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Posted by ksp_weblog