催涙スプレーを噴射タイプで選ぶ
催涙スプレーから噴射された催涙剤の飛翔パターンは全て同じではありません。噴射するノズルの形状によってそれぞれパターンが異なります。
これを催涙スプレーの噴射タイプと言います。
催涙スプレーの噴射タイプは射程距離、風への対抗力、顔面への命中させ易さと密接な関係があるため慎重に選びたいところです。
このページでは催涙スプレーの噴射タイプと特徴、対応する機種をガイドします。
当店が最も推奨している噴射タイプは粒状の催涙剤がやや拡散しながら噴射されるジェットミストです。
ジェットミスト(半液状噴射)【推奨】
射程距離が長い、風に強い、命中させやすいという優れた特徴を持った噴射タイプです。液状ベースで噴射するため射程が長く、無風では最大5mに達し、多少の風があっても2〜3mはほぼ直線噴射を維持します。さらに粒状の催涙剤がやや拡散しながら噴射され、3m程の距離で直径30cm前後の円状に広がります。命中範囲が広いため相手の顔に命中させやすい優れた噴射です。
ジェットミストは当店が最も推奨する噴射タイプです。
ジェットミスト噴射の詳細
粒状の催涙剤をやや拡散しながら噴射。風に強い、射程距離が長い、命中しやすいという優れた特徴をもった噴射タイプ。

バースト(半液状大量噴射)
上記ジェットミストに近い噴射ですが、時間当たりの噴射量はジェットミストのおよそ3倍となる大量噴射タイプです。わずかな噴射時間で大量の催涙剤を浴びせられる利点がありますが、逆に噴射可能時間は短くなります。催涙スプレーの扱いに慣れたプロの方向けの噴射タイプです。
バースト噴射の詳細
粒状の催涙剤をやや拡散しながら噴射。大量に噴射するノズル特性で短時間大量噴射のプロ向け噴射タイプ。

リキッド(液状噴射)
水鉄砲のように一筋の液状に噴射するタイプです。噴射量が少なく済むため小型催涙スプレーに多い噴射タイプです。風には強いと言えますが相手から距離があると顔に命中させにくいため、距離2m以内での使用をお勧めします。
リキッド噴射の詳細
催涙剤を一筋の液状に噴射。ピンポイントで当たるため命中させるのが難しく、近距離向けの噴射タイプ。

フォーム(泡状噴射)
催涙剤を泡状に噴射します。大気中への滞留を極力避けたいといった屋内用途向け噴射タイプです。ただし、泡噴射とはいえ多少の飛沫は大気中に滞留します。泡状なので風に弱い傾向にあり、屋外での使用は避けることをお勧めします。
フォーム噴射の詳細
催涙剤を泡状に噴射する屋内使用向けの噴射タイプ。

ジェット(霧状大量噴射)
霧状の催涙剤を消火器のように大量に噴射します。風への弱さも大きくは感じられず、射程距離も十分です。ただし霧状なので屋内での用途には向きません。熊よけスプレーとして主に動物撃退に使用しますが、対人用の安全な催涙剤を使用しているため大人数への対処が可能で、各種施設の警護等にも適しています。
ジェット噴射の詳細
催涙剤を消火器のように大量噴射。熊などの動物撃退や大人数対応に適した噴射タイプ。

補足:ミスト(霧状噴射)
殺虫剤のように霧状に噴射するタイプです。
非常に風に弱く射程距離は1mにも満たないため護身用としての使用は危険です。
当店では取り扱っておりません。
ミスト噴射の詳細
殺虫剤のような弱い噴射。欠点が多く護身用として適さない噴射タイプ。

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