護身用品専門店KSP(スタンガン・催涙スプレー・特殊警棒)
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催涙スプレーの効果能力に関する注意

催涙スプレーの誤った表現に注意

日本では 「FOXスプレー」 を筆頭に誇大広告が横行しています

催涙スプレー本体の中には原液を薄めて噴射できるようにした催涙液と、噴射用の圧力ガスが入っています。

噴射する催涙成分の強さは「SHU」という単位を使って表します。理解していないのか故意なのか不明ですが、FOXスプレーを筆頭に誤って「原液の濃度」をアピールしている催涙スプレーがネット上で数多く見受けられます。これは濃縮還元100%のトマトジュースなのに、還元前の濃縮状態のリコピンを宣伝しているようなものです。これには呆れます。

よく見かける誇大広告例(誤った表現)

FOX催涙スプレーは世界最高の濃度530万SHUです!

実際のところ

人間は30万SHUもあれば皮膚はただれ、目は失明します。

もし530万SHUが本当だったとしたらとんでもない劇物であり、死亡するかもしれません。それはそれで大問題です。

後述していますが、検査機関で分析測定したところ、FOXスプレーはとんでもなくSHU値が低いことが判明しています。本当に、とんでもない誇大広告です。

確か私が見たことのあるアメリカのサイトでは、英語で「原液濃度」と表示してあったように記憶しています。とすれば、この広告を書いた人はその部分を理解できなかったのかもしれません。弱いと知っていての故意の誇大広告であればユーザーを危険に陥れる許されない行為です。

結果的にユーザーを欺く誇大広告なので注意してください

このFOX催涙スプレー広告内容の530万SHUは「薄める前の原液濃度」であり、実際の効果効力と全く関連性がありません。実際に噴射する濃度は3〜9万SHUという弱さです。

2005年に報告されていた驚くべき検査レポートと真実の性能

催涙スプレーの実際の強さは噴射する催涙成分濃度の「実効SHU」

催涙スプレーはOC濃度%や原液濃度SHUでは性能を判断できません。噴射液そのものの成分濃度である「実効SHU」によって、はじめて催涙スプレーの本当の性能がわかります。

護身用品の性能は命に関わる重要な問題なので慎重に選びましょう。

2005年に判明していた驚くべき分析結果

実は、2005年時点でアメリカの公認分析科学者協会(AOACI )分析法によって分析測定された試験結果データをTMM社が保有していました。その分析データがTMM社のWEBサイトで正式文書とともに公開されました。その驚くべき内容は以下の通りです。

(以下はTMMサイトより抜粋・要約) 本文

■ 実効SHUの分析結果(AOACI分析法による客観的な検査結果)

  • ポリスマグナム 18万1000 SHU
  • メース(mace) 8万2700 SHU
  • フォックス(FOX) 3〜9万 SHU
  • カールホーネック 1.5万 SHU

結果としてポリスマグナムは他のどんな催涙スプレーより2倍以上も強力

AOAIC分析法による検査結果は、裏を返せば他の催涙スプレーはポリスマグナムの半分以下の性能だったということがわかりました。

倍も違うと使用時の即効性やダメージ力に大きな違いが出るのは確実です。一瞬で確実に相手を行動不能にできなければ護身用としての催涙スプレーの意味がありません。

検査データを見て感じる事は「米軍採用レベル」と「一般用」の明らかな差です。ポリスマグナムは米軍採用品です。

護身とは「失敗の許されない一度きりの反撃」と考えると、ポリスマグナムがどれほど優秀で頼りになる催涙スプレーなのかが理解できます。

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