保育園での不審者対策は必須!オススメの不審者対策

未就学児童を預かる保育園は、不審者対策が必須の場所です。
特に未就学児は、好奇心が旺盛で不審者への耐性も少ないことから、不審者に狙われる可能性が高い傾向にあります。
誰でも安心して通える園づくりのためにも、今回は保育園で行うべき不審者対策をご紹介します。

□保育園でも不審者対策が必要な理由

保育園に通う年齢の子供たちは、不審者にとって狙いやすい存在であり、未就学児童が被害者となった事件はたくさんあります。
また、見知らぬ大人が子供に声をかけたり、体を触ったり、手を引っ張って連れて行こうとしたりするなど、刑事事件としては捜査が行われていない被害も、実際には多く存在しているでしょう。
もちろん、警察も保育園の周りをパトロールしたり、不審者の相談に乗ったりと対応は行ってくれています。
ただ、保育園でもきちんとしたマニュアルを設定し、不審者対策を行なっておくことが重要です。

あまりイメージは湧きませんが、不審者が保育園に侵入したという事件は、自分達が想像している以上に発生しています。
保育園内や周辺を不審者がうろついている程度では、大きな被害になることも少ないですが、中には刃物のような武器を持って侵入したケースも存在します。

例えば、2017年には、刃物を持った男が認定こども園に侵入した事件が起きています。
この時に被害に遭ったのは、学童保育の小学3年性の男児と、職員の女性が2名の計3名です。
3人とも命に別状はありませんでしたが、刃物を持って侵入してきたことを考えると、危うく大惨事になっていたとも言えるでしょう。

また、2006年にも、カッターナイフを持った男が保育園に侵入する事件が起きています。
園児や保育士に怪我はなく、侵入した男も駆けつけた警察によってすぐに取り押さえられていますが、こちらも一歩間違えればどうなっていたかわかりません。

このように保育園の侵入は、意外と簡単に起こってしまうものなのです。
職員の死角となる場所から侵入することもあれば、保護者に紛れて正面から侵入してくることもあるでしょう。

□保育園で行うべき不審者対策

ご紹介したような事件を未然に防ぐためにも、保育園でも適切な不審者対策を行なっておくことが重要です。
日常的な行動に関する対策もありますが、まずは園全体で取り組める対策についてご紹介します。

・防犯カメラの設置

今では防犯カメラを設置している保育園も多いかもしれませんが、設置することで園に出入りした人を映像に残せます。
また、防犯カメラを設置していること自体が、しっかりと防犯対策をしているというアピールになり、計画的な犯罪の抑止にもつながります。
園内だけでなく園周辺まで撮影できるか、あるいは死角が生じていないかなどを考慮した上で、効果的に設置することが重要です。

・園の設備の施錠を徹底

特に出入り口に関しては、普段から常に施錠しておき、保護者のような来客が訪れるたびに開けるのが理想的です。
保育園を狙っている不審者は、子供だけを狙っているとは限らず、保育士や保育士の貴重品を狙っている可能性もあります。
そのため、園内の部屋やロッカーなども施錠することを心がけましょう。

・防犯グッズの準備

不審者を取り押さえたり、身を守ったりするための防犯グッズを用意しておくと、万が一侵入した時でも安心です。
女性職員が多い保育園の場合、凶器を持った不審者に対し、力で抗うことが難しいことも考えられますが、防犯グッズがあれば怯ませることも可能です。
ただ設置しておくだけでなく、保管場所や使用方法に関して、園全体で共有しておきましょう。

□日常的に行うべき不審者対策

・不審者に遭遇した際の訓練

外部から講師を呼んだり、保育士自身が不審者になりきったりして、万が一遭遇した際の対応について訓練をしておきましょう。
できるだけ短いスパンで訓練を行うのがベストですが、保育士は児童を預かるのが本来の目的なので、当然他の作業や業務がたくさんあるでしょう。
そのため、最低でも半年に1回は行うようにし、想定可能なケースをいくつか用意した上で、スムーズに対応できるようにしましょう。

・保育士の役割分担

例えば、不審者が侵入した際にやるべきこととして、「警察に連絡する」「園児をすぐに避難させる」「園児を守るための部屋を確保する」などが挙げられます。
もしもの際に役割分担が決められていないと、保育士自身も焦ってパニックになってしまうかもしれません。
そのため、事前に役割分担をしておくことが求められますが、担当の保育士が不在のケースも考えられるため、柔軟に対応できるようにこだわりすぎないことも大切です。

・不審者対応のマニュアルの作成

役割分担も重要ですが、不審者対応のマニュアルを共有しておくこともポイントです。
まずは園児の安全を最優先に考えるべきですが、その次の行動次第で二次被害を防げるかもしれません。
そのため、園児の安全確保ができてから、次に行うべき行動に関するマニュアルとして用意しておくと良いです。

□まとめ

不審者対策は、保育士それぞれが当事者意識を持って取り組むことが重要です。
安心・安全な保育園を目指すためにも、まずは日常的なことから始めることをお勧めします。
当社では、保育園にも常備しておける防犯グッズを多数販売しております。
園児や保育士の身を守るためにも、ぜひ防犯グッズを備えて使い方をマスターしておきましょう。

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Posted by ksp_weblog