護身用スタンガンのメンテナンス(電池交換)

2010年10月19日

護身用スタンガンを利用して有事の際に確実に身を守るためには、スタンガンを常にベストコンディションに保つ必要があります。

そして、スタンガンは乾電池で動作します。

スタンガンにとって電池切れは致命的です。

いざという時に十分に効果を発揮するため、スタンガンの電池は常に使える状態(十分な残量)で維持することは、とても大切です。

スタンガンの電池交換時期

スタンガンは通常、いつでも使えるように電池を入れたままにしています。

この時スタンガンの内部回路では、いつでも使用できるように内部回路がスタンバイ状態になっています。
つまり、待機電力を消費します。

そのためスタンガンの電池は使用していなくても50日に一度は交換が必要とされています(メーカー説明書)。

また、実際に使用したり、スパークテストや練習などを行うと、それだけ電池を消耗します。

練習用と本番用に電池を分けて使用される方もおられますが、基本的に運用時には新品電池を入れておくことを推奨します。

※当店の実演用展示品では電池は半年以上使用できていますが、スタンガンをベストコンディションに維持するために最低でも2ヶ月に一度は交換してください。

ポイント

スタンガンの電池は(スタンガンに入れている限り)必ず2ヶ月に一度は交換する。

電池の消耗を見分ける

護身用スタンガンは特に高性能なため、十分な電池残量を必要とします。

消耗した電池(電池が減ると最後にはスパークするかしないかの不安定な動作になる)で無理して運用していると、万が一の時に電池切れで役に立たないリスクがありますし、スタンガン内部回路にも大きな負担がかかり故障の原因になる事もあります。

電池残量の見分け方はスパークの間隔でわかります。

まず、新品の時のスパークの間隔(バチバチバチバチバチ)を感覚的にで結構なので覚えておいて下さい。

電池が減ってくるとスパークの感覚が間伸びしてきます(バチ・・・・・バチ・・・・・バチ)。

スパークの間隔が伸びてきたらすぐに電池を交換しましょう。

【ポイント2】

スタンガンのスパークの間隔が長くなってきたら必ず電池を交換

  • 新品時 バチバチバチバチバチバチバチ
  • 消耗時 バチ・・・・・バチ・・・・・バチ・・・・・

注)電池が減ってもスパークは小さくなりません。スパークの間隔が長くなります。

電池メーカー指定に注意

前述の通り、護身用スタンガンは業務用としても使用されるため限界まで能力を高められています。

そのため使用する電池にも最大の性能を要求します。

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メーカー推奨の電池はデュラセル製もしくはパナソニック製です。

それ以外のメーカー製電池は性能が劣るため護身用スタンガンには使用しないで下さい(単4乾電池についてはどのメーカー製でも使用できます)。

特に100円ショップのような格安電池や、マンガン電池、中古ショップの電池(電池にとって鮮度は重要)は要注意です。安いからといってこれらの電池を使用すると、スタンガン本体にダメージを与え兼ねません。当店でのテストやお客様による電池の誤使用によって実際にスタンガンを痛めた例があります。

また、当店ではデュラセルの電池を採用していますが、デュラセルがパナソニックに比べ特に優れているわけではありません。デュラセルもパナソニックも同等の性能を持っていますので、交換用の電池はお近くの電気店でパナソニック電池をお求め下さい(デュラセルは簡単には入手できないと思いますので)。

特にデュラセル電池にこだわる必要はありません。

【ポイント3】

護身用スタンガンを末永くお使い頂くために

スタンガンにとって電池交換と性能維持はとても重要なメンテナンスです。

2ヶ月に一度の電池交換は面倒だと思われる方もおられますが、ポータブルな電子機器である以上は必要な事です。しっかりと性能を維持されたスタンガンはとても強力な護身用品です。

万が一の時のため、しっかりと電池状態を維持していきましょう。

スタンガンに充電式電池が使用できます