専門家が語る 催涙スプレーが護身用品の基本と言われる本当の理由

2019年1月10日

催涙スプレーは護身用品の基本


催涙スプレーは護身用品の基本です。そして最低限必須アイテムです。誰がなんと言おうとこれだけは譲れませんし、今や護身用品業界では常識となっています。(元は私が言い出したのですが、今やネットのあちこちで目にしますね。)

どんな人でも、最低限持っていて欲しい護身用品が催涙スプレーです。

なぜKSPが、店長の私が、口がすっぱくなるほど繰り返し言うのか、今回はその理由を説明します。

理由1 圧倒的な効果と持続時間、そして安全性

まず真っ先に言いたいのがこれ。圧倒的な効果です。

催涙スプレー顔面に食らったときの痛みといえばそれはもう。。

骨折を始めとして、バイクの事故も何度となく経験してきた私からしても、そんなものとは比較にならない程の強烈な痛みです。

催涙って涙を催すと書きます。つまり目が痛くて涙が止まらず、目も開かないんだろうなと想像しますよね?ところが実際に実験でわかったのは、顔面全体の耐えられない激痛。どう表現したらいいんだろう。顔面全体の皮を剥いで、むき出しになった部分を爪でがりがり引っ掻かれているうような?もちろんそんな経験ないけども、言葉で表現するとそれくらの激痛。目が痛いとか、鼻が痛いとか、そんなのを超越して、ただひたすら顔全体の激痛にもがき苦しむしかありませんでした。そして、この実験の時に初めて「人間は痛みで立ち上がれなくなるんだ」と思い知りました。

催涙スプレーの圧倒的な効果とは、この激痛です。目が開かないどころではなく、激痛で立っていることも出来なくなり、どんな人間でも倒れて呻くしか出来なくなる。これが催涙スプレーの圧倒的な効果です。

そして、忘れてならないのが驚異的な持続時間。

冷水を大量に用意し、万全の手当の体勢で臨んだ実験でも、痛みでパニックになりひたすら苦しみ、なんとか考えたり出来るようになるまで20分近くかかりました。もちろん時間は後から動画で計測したのでわかったのですが、当事者としては永遠とも思える時間でした。これは、手当の用意がない環境では優に30分以上は継続すると考えて間違いありません。世の中の護身用品に、相手を確実に30分以上も行動不能に出来る護身用品は催涙スプレー以外には存在しません。行動不能の時間とは、つまりは自分が逃げるための時間が得られるということです。

さらに安全性も忘れてはなりません。当店の催涙スプレーは(世の中には安全でない催涙スプレーもあるので、ここでは「当店の」としておきます)、私自身でも実験済みで安全性も確かです。相手に深刻な怪我や後遺症を与えず安全で、なおかつ並外れた激痛を与えるというところも催涙スプレーの大きな特徴です。

(注意)世の中には効果のない弱い催涙スプレーも大量に流通しています。この章の説明はあくまで当店の催涙スプレーに限ったものなのでご注意ください。

理由2 誰でも簡単に使いこなせる

使い方は簡単
▲ボタンを押すだけで使い方は簡単

誰でもすぐに使いこなせるという点も催涙スプレーの大きな特徴です。

催涙スプレーとはいえ基本はスプレー製品です。ボタンを押せば噴射するという単純な構造で、誰もが迷うことなく直感的に使用できます。

催涙スプレーは、噴射をする前に必ず安全装置を解除しなければボタンが押せませんが、その安全装置の構造もしっかりと選べば、実際の使用は女性からお年寄りまで、誰でも迷うことなく簡単です。

理由3 離れていても使用できる

▲催涙スプレーは離れていても使用できる唯一の護身用品

催涙スプレーは相手から離れた状態で使用でき、相手を行動不能にできる唯一の護身用品です。この離れて使用出来るというメリットは計り知れません。

誰でも襲ってくる犯人に近づきたいとは思いません。それが凶器を持っている相手ならなおさらです。催涙スプレーは催涙液を相手に向かって噴射するので、相手に近づく必要がありません。

当店の催涙スプレーでは屋外の風の中でも3mは余裕で直線噴射し、最大では5m近くまでも到達します。相手から離れていれる安全性は大きく、これも催涙スプレーの大きな特徴です。

理由4 小さく軽い

手の平サイズで軽く携帯の負担にならない催涙スプレー
▲手の平サイズで重さも軽い

護身用品の大きさは、普段の携帯時に大きく影響します。大きくかさばる護身用品は邪魔で携帯が面倒になり、最終的には持ち歩かなくなる可能性があります。無理して持ち歩いても、ストレスを感じれば日常生活に支障をきたします。催涙スプレーは強力で確実なのに、とても小さく軽量です。普段の生活では全くストレスにならず、万が一の時には強力な威力は発揮する、いいこと尽くめです。

欠点もしっかり把握しよう

催涙スプレーには数多くの利点がありますが、欠点もあります。

まず、相手の顔面に浴びせないといけない点です。相手の顔面に命中しなければ全く効果がありません。このため、暗闇や背後の相手に対しては狙いを外し易く不利になります。

次が性能の問題。世の中には驚くほど効果の弱い催涙スプレーが大量に出回っています。もしこういった催涙スプレーを買ってしまうと、万が一の時に役に立たず、大変な結果を招きます。催涙スプレーは根拠の確かなものを、信頼のおけるショップで購入することが鉄則です。

そして有効期限があるとう点。催涙スプレーは噴射剤と催涙液が封入された圧力缶スプレーであり、他のスプレー製品の例に漏れず使用期限があります。この使用期限をしっかりと把握しておくことはもちろん、もっと大きな問題は、使用期限をいい加減に表示している製品が多いことです。確実な有効期限の管理のためには信頼のできるショップで購入するしか方法はありません。

それでも催涙スプレーは護身用品の必須アイテムです

催涙スプレーの利点、欠点、注意点をいろいろと解説しましたが、それでも当店のようなちゃんとした催涙スプレー(本当にショップによってバラつきが大きいので、改めて「当店の」と付けさせてもらいました)は、どんな護身用品より何倍も価値があります。

手の平サイズでスマートフォンよりもずっと小さく、でもどんな相手に襲われても確実に30分以上立ち上がれなくさせられる。まるで夢のようなアイテムです。

護身用品は何がいいかな?と迷う場合もあるとは思います。催涙スプレーだけでは対処しきれないシーンだって僅かですがあり得ます。それでも私は、護身用品専門家として胸を張って最初にお勧めするのは催涙スプレーです。

皆さんも護身用品を検討するときは、まずは催涙スプレーを基本として検討していくことを強くお勧めします。