カッとしたから刺した?頭に血が上るにも程がある!

2014年8月21日

最近全国のニュースをチェックしていてよく感じること。

それは、カッとして我を忘れた人が起こす事件が多いということです。

例えはこんなニュースです。よく読んでみてください。

女性の背中を包丁で刺す、殺人未遂容疑で男逮捕

TBS系(JNN) 8月21日(木)6時1分配信

埼玉県川越市で20日、23歳の女性が背中を包丁で刺され、知人の28歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、無職の黒澤和也容疑者(28)で、20日午前6時半ごろ川越市鯨井のラブホテルで23歳の女性の背中を包丁で刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。女性の背中には複数の刺し傷があったということですが、命に別状はありません。

黒澤容疑者は女性を刺したあと、現場から逃げていましたが、黒澤容疑者から警察に電話があり、逮捕に至ったということです。

黒澤容疑者と女性は飲食店で知り合った関係で、取り調べに対し黒澤容疑者は、「カッとなって刺した」と容疑を認めているということです。

この事件を例にすると極端に思えるかもしれませんが、殺人でも殺人未遂でも傷害や暴行事件でも「衝動的に」という動機を最近やたら目にします。

良い方向で情熱的ならいいけれど、単純にすぐカッとなったりキレたりする人もいますよね。

要するに「自分の感情をコントロールできない」「すぐに興奮状態になる」「思い通りにならないと逆上する」「考える前に言葉や行動に出る」といった人達です。

機嫌が悪いと何気ない言葉を悪くとらえ、被害妄想が強く、逆上すると突っ走る。

興奮状態が収まると我に返って謝る人もいれば、そんな興奮しやすい自分の性格を悪びれない開き直りタイプもいます。

皆さんの身近にもこんなタイプの人いませんか?

こういった人が多いのは偶然なのか、そういう時代だからなのかはよくわかりませんが、身近にこんなタイプの人がいて被害に遭う可能性があれば無視できない問題です。

家庭内を始めとして友人関係から職場や学校まで、私たちは様々なシーンでこういった人達と関係を持つことがあります。

すぐに興奮する人だな。キレやすい人だな。など、その人の性格は普段からの付き合いでよくわかると思います。

今回の内容を読んで、身近に該当するような人がいると感じた方は、普段から注意するよう心掛けたほうが良いかもしれません。

他愛のないきっかけから事件に発展したようなニュースがとにかく最近目につきます。

今回のニュースのように口論から刺したり、クルマの運転マナーで口論になり刺すとか、呼び出して話し合いから集団で暴行に発展とか、借金の相談から逆上して殺人とか、別れ話のもつれから相手を殺してしまうとか。本当に数え切れないほど同じような人が起こした事件があります。

キレやすい人はどんなに信じていても、爆発すると何をするかわかりません。極度の興奮状態は心神喪失状態と同じです。本人ですら抑えられずに暴走するのです。これだけは決して忘れず、どんなに相手を信頼していても心のどこかで気に留めて警戒をしておく事が大切です。そして危険を感じたら、まずは相手が落ち着くまで十分に距離を置く。こういった対策を実践するだけで、キレる人からの被害や事件は最低限防げます。

家族や友人や交際相手にすぐにキレる人がいると感じている方は、万が一には最悪の事態も起こり得ることを受け入れ、日頃から十分に警戒してください。

毎日ニュースをチェックしていると、本当にキレやすい人が増えた事を実感します。

世の中が便利で思い通りになり過ぎなんでしょうか。ちょっとしたことが我慢できないようですし、日頃から心に余裕がないようにも感じます。

本当は、世の中が便利になってラクになった分だけ余裕が生まれるはずなのに、なぜか逆になるみたいです。

キレやすい子ども、キレやすい親なんかもよくニュースで話題にあがります。

日本社会がもっと豊かで穏やかな社会になることを願っています。

KSP店長 白石