どうしても間に合わない警察

2013年1月31日

間に合わない警察

昨日、福岡県で刃物による殺人事件がありました。

殺人:女性、自室で刺され死亡 直前に110番 福岡

2013年1月31日

 30日午後11時40分ごろ、福岡市早良区百道3丁目のアパートから「男が来ている。早く来て」と、女性の声で110番があった。室内にいた20代の女性が首や腹などを刺されており、病院に搬送されたが死亡した。

 女性の知人男性が早良署に出頭、同署が殺人容疑で取り調べている。110番した別の女性からも、事件当時の詳しい状況を聴いている。

 現場はJR博多駅の西約7キロにある住宅街で、近くには市立百道小や百道中もある。

この事件でも、私が日頃から繰り返して言っている事が事実だとわかります。

警察に通報しても警官が着いた頃には手遅れ

なのです。

これが事実であり、警察が来るまでの間に終わってしまう事件が沢山あります。

私が住んでいる自宅は警察署から車で5分もかからない場所にあります。

それでも不審者を見つけ110番し「大至急きてくれ!」と言っても、パトカーが来るまで15分かかりました。(実体験)

私は警察を責めているわけではありません。日本中どこにいても15分くらいで駆けつける警察や救急車、消防車は凄いと思っていますし、他の国では到底真似できないと思います。(ちなみにニュースを読んでいてよく思うのは、通報時間は書いてあっても警察到着時間は書いてないんですよね。一般市民のためにも、これはしっかり情報公開したほうがいいと思います。)

それでも万が一危険を目の前にした時、警察や警備会社や知人に助けを求めても絶対に間に合わないという事です。万が一の時、唯一なんとかできるのは、被害者本人も含めてその場に居る人だけです。

この事件でも、110番した女性はその場に居合わせ、なんとか事件を防げる立場にいました。もし催涙スプレーを持っていれば、被害者の命は失われる事がなかった可能性があると思うと悔しくてなりません。

護身とは「失敗の許されない一度きりの反撃」です。

いつ私達はその場に居合わせるかわかりません。

そして110番は絶対に間に合いません。

この事件を参考に、もう一度日頃の護身対策について見直してください。