スタンガンの引き抜き式ストラップの利点と欠点

2017年9月19日

スタンガンのストラップ

スタンガンにはストラップが付いているものがあります。

一般的な日用品のストラップとは違い、スタンガンのストラップには実は機能の異なる2タイプが存在します。

今回は、そんなスタンガンのストラップの2種類の機能性を見ながら、それぞれのストラップの良し悪しについて解説します。

スタンガンを購入するときは、ストラップが付いているスタンガンであれば、そのストラップにはどんな役割があるのかを十分に理解するようにしましょう。

スタンガンのストラップは2種類ある

ストラップというのは、よく携帯電話などに付けるヒモ状の輪のようなものです。携帯電話の場合は、ストラップの目的はうっかり落としてしまうことを防いだり、マスコットなどを付けるおしゃれ目的などが多いと思います。

スタンガンのストラップの場合は、ストラップの役割が2種類存在します。外見は同じストラップですが、その振る舞いは大きく異なります。

スタンガンのストラップのタイプ別で異なる機能

  • スタンガン本体から抜けないストラップ
    ストラップは丈夫にできており、スタンガン本体の強度が得られる部分に装着されています。スタンガン使用時にはストラップを腕に通して使用し、相手からスタンガンを奪われることを防ぎます。
  • スタンガン本体から抜けるストラップ
    ストラップの先端が電気プラグになっており、スタンガン側はプラグを挿入できるようになっています。引っ張ることで簡単に抜けるストラップであり、ストラップが抜けることでスタンガンはスパークボタンを押してもスパークしなくなります。ストラップを手に通して使用し、スタンガンを相手に奪われたときにストラップが抜けて、相手がスタンガンを使用できなくなります。

このように、外見上は同じストラップですが、スタンガンには機能の面で全く異なる2タイプのストラップが存在します。

それぞれのストラップの利点と欠点を分析

前項で説明した通り、スタンガンのストラップには機能面で2タイプ存在します。

それでは、それぞれの機能にはどのような違いがあるのでしょう。

具体的に表にまとめてみました。

 本体から抜けないストラップ本体から抜けるストラップ
使用方法使用時に腕に通す使用時に腕に通す
スタンガンを相手から奪われそうになる相手に奪われない相手に奪われるがスタンガンが使えなくなる
手から落としそうになる手にぶら下がりスタンガンは落下しないスタンガンは落下する
バッグやポケットからストラップをつかんで出す取り出せるストラップが抜けてスタンガンは取り出せない
バッグやポケットからスタンガンを取り出すときにストラップが何かに引っかかっているひっかかりを解消して取り出せるストラップが抜けて使用できなくなったスタンガンが取り出せる
ストラップの紛失や抜けあり得ない使用時にストラップが紛失している又は抜けている可能性は否定できない
確実性とトラブルストラップとスタンガン機能に関連性はないストラップのプラグ部の接触不良や故障の可能性は否定できない

表の中で、特に実使用時にリスクとなる項目を赤文字としています。

ストラップが抜けるタイプのスタンガンは、そのほとんどが「相手に奪われるとストラップが抜けて、相手が奪ったスタンガンを逆襲に使用できなくなる」ということを最大の利点のように説明しがちです。しかし、冷静に分析すると危険性や欠点のほうが目立つ結果になります。

皆さんは、このストラップ引き抜き式のスタンガンの欠点についてどう感じますか?

まとめ

スタンガンのストラップには頑丈に本体に繋がっているタイプのものと、プラグ式になっていて引き抜けるタイプのものの2種類があります。外見は同じストラップですが、その振る舞いも目的も全く異なります。

当店としては、ストラップは絶対に抜けないものと考えることが正しいと判断しています。なぜなら、普段の私たちの生活において、ストラップはそういうものだからです。落下を防止し、乱雑なバッグからつまみ出すことができて、場合によっては何かのフックにつり下げたりできるもの。それが慣れ親しんだストラップの機能です。

ストラップに対する常識的な概念が、スタンガンの場合だけ違うとなると、誰でも戸惑うに決まっています。私も昔、ストラップ引き抜き式のスタンガンを販売していたころ、ストラップを持って持ち上げてしまい、スタンガンだけが床に落下して何台壊してしまったか数えきれません。このような無意識の行動は、誰にでもあるのではないでしょうか?

今回はスタンガンのストラップのタイプについて、2タイプの違いを詳しく解説しました。皆さんもスタンガンを購入されるときは、そのスタンガンのストラップがどのタイプなのかを注意しましょう。