熊よけスプレーを学校で噴射!?とんでもない!


熊よけ催涙スプレー

いやはや耳を疑いました。ではなく目を疑いました。

岐阜県にある小学校の教室で、児童がいるなか、あろう事か教師が熊よけスプレーを噴射したそうです。

このニュースには本当に驚きました。

熊よけスプレーで児童約40人手当て  2013年6月7日

7日午後、岐阜県富加町の小学校で、教室に入ってきた蜂を駆除しようとして男性教諭が熊よけのスプレーをまいたため、児童およそ40人が目やのどの痛みなどを訴えて病院で手当てを受けました。

いずれも症状は軽いということです。

7日午後2時半ごろ、岐阜県富加町の町立富加小学校から「熊を撃退するスプレーで子どもの気分が悪くなった」と消防に通報がありました。

警察によりますと、校舎の1階にある2年生の教室に蜂が入ってきたため、29歳の男性教諭が駆除しようとして職員室にあった熊よけのスプレー取りに行き、教室でまいたということです。

この教室のほか、隣や2階の教室にいた2年生と4年生の児童、合わせておよそ40人が目やのどの痛みや気分の悪さを訴えて救急車などで病院に運ばれ、手当てを受けました。

児童の症状はいずれも軽いということです。

町の教育委員会によりますと、この小学校から2キロほど離れた山間部で平成22年以降、3回、熊の目撃情報があったことから、職員室に熊よけのスプレーが用意されていたということです。

警察は男性教諭が熊よけのスプレーを使用した理由などについて調べています。

「熊よけスプレー」とは海外で「大型のヒグマ」に対して使う強力な催涙スプレーです。

熊よけスプレーの多くは北米原産であり、日本に輸入されています。熊よけスプレーは、北米に生息するグリズリーやホッキョクグマなどの撃退を前提にした催涙スプレーであり、海外では熊として一般的な「大型のヒグマ」用の製品です。

ホッキョク熊を想像してみてください。あのような大型でどう猛な熊が、熊よけスプレー原産国の北米では標準的な熊です。(国内では北海道のみ同種のエゾヒグマが生息していますが、本州以南では大型種は生息していません)

国内で販売されている熊よけスプレーは、ほぼ全て北米から輸入された大型ヒグマ用です。催涙成分は劇薬に匹敵するほど高められており、人体に有害です。絶対に人にかからないという前提で使うべきであり、万が一人にかかれば皮膚のただれや失明など重篤な後遺症の恐れがある、恐ろしい催涙スプレーです。

熊よけスプレーは、エゾヒグマと遭遇の可能性がある地域のみ限定で使用しなければなりません。本州以南では全く必要のない危険な催涙スプレーです。本州以南では18万SHUのポリスマグナムを使うべきであり、熊よけスプレーは論外です。

日本護身用品協会 熊よけスプレーの実態及び危険性の勧告

http://www.jsdpa.com/data/bearspray00.pdf

出展 日本護身用品協会

今回の事故では恐らく、教師は子どもたちに向けて噴射したのでなく、壁や窓にとまった蜂に向けて噴射したと想像します。そのため子どもたちは辛うじて重症化をまぬがれたと思われます。まさに不幸中の幸いです。

それにしても岐阜県のようにヒグマが生息しない地域に、しかもよりによって学校に、なぜこのような危険な催涙スプレーが納品されているのか、心から疑問におもいます。備品の調達側、そして納品側、両者ともに催涙スプレーの威力や危険性、そして野生動物の生息状況についてあまりにも無知だったのではないでしょうか。万が一のとき、最も被害を受けるのは児童である子どもたちという事実を考慮すると、学校や納入業者はあまりにも無責任です。

改めて警告します。

学校に熊よけスプレーは厳禁です!

現在、日本護身用品協会に報告があっているだけでも、防犯スプレーと称して熊スプレーを導入している学校が全国で相当数あるようです。

学校関係者の皆様、保護者の皆様、納品業者の皆様へ 今すぐ校内の催涙スプレーの有無と種類確認を実施し、安全確認を徹底してください。

北海道以外の地域では、教室や校庭への熊浸入対策をする場合に最も適しているのはこちらの2機種です。

熊よけ催涙スプレー 中型 B-609

熊(野生動物全般兼用)催涙スプレー 中型 B-609

熊よけ催涙スプレー 大型 B-610

熊(野生動物全般兼用)催涙スプレー 大型 B-610

学校関係者の方は、過度に強力なクマよけスプレーには十分注意してください。

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