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福岡県福岡市博多区
博多駅通り魔 逮捕の男「人を殺したい」

2012年10月22日

 福岡市博多区のJR博多駅で20日未明、男性6人が包丁で次々に切り付けられ5人が重軽傷を負った事件で、傷害などの疑いで現行犯逮捕された中野公貴容疑者(26)=福岡市博多区諸岡4丁目=が福岡県警の調べに「人を殺したいと思い、数人刺そうと思った」と話していることが捜査関係者への取材で分かった。中野容疑者は包丁を自宅から持ち出したとも話しているといい、博多署は21日午後、容疑を殺人未遂に切り替えて福岡地検に送検する方針。

 署などによると、中野容疑者は「包丁を持って博多駅に行き、通り掛かった男性の腕などを切り付けた」と容疑を認め「人を切りたいと思った」と話しているという。

 逮捕容疑は20日午前1時半ごろ、博多駅構内で、博多区の会社員の男性(36)を包丁(刃渡り約17センチ)で切り付け、右腕などに2週間の切り傷を負わせた疑い。

 ほかに広島県府中町の専門学校生(20)が1カ月の重傷、福岡市西区の会社員(37)、福岡県宗像市の会社員(40)、鹿児島市の会社員(36)がいずれも1週間のけがをした。あと1人の会社員も服を切られ、けがはなかった。

 署や目撃者の話によると、中野容疑者は数分の間に、駅西側の博多口で男性2人を包丁で刺すなどした後、駅ビル1階の連絡通路に入り、東側の筑紫口まで歩いて移動しながら4人を包丁で切り付けるなどしたという。

 博多口で刺された専門学校生と一緒にいた友人の男性(19)によると、容疑者は事件直前、駅ビルの階段に1人で座っていた。男性たちが階段の方向へ7人で歩いていたところ、立ち上がって正面から歩いてきて、擦れ違いざまに無言で刺したという。

 切られた男性はいずれも中野容疑者と面識はなかったとみられる。容疑者は逮捕時、上下ジャージー姿で、所持品は携帯電話とたばこ、自宅の鍵だけだった。酒は飲んでいなかったという。

 署の調べに中野容疑者は「無職」と話し、切り付けた経緯などについて詳しい話はしていないという。

 事件当時、博多駅は列車の運行が終わり、閉鎖時刻が間近だった。